精神疾患に苦しむ人間が言葉にする夢や目標は虚言ではない。【家族に求める対応】

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うつ病などの精神疾患と診断された家族が、夢や目標などについて、一貫性のない、いわゆる「口だけ」の発言をすることってありませんか?

今回は、精神疾患に悩む人間が言葉にする(結果的に)一貫性のない夢や目標に対して、

家族はどう対応すべきかについて書きます。

 

この記事を読むことで、

精神疾患に苦しむ家族とより前向きなコミュニケーションが取れるようになるはずです。

 

 

ってことで、いきなり結論から述べます。

 

家族が取るべき対応は、

 

「好意的に受け取る。その上でコミュニケートする。」

 

です。

 

好意的に受け取っていい理由1「本来、向上心のあるデキる人だから」

うつ病など精神疾患に悩む友人と話をしたり、精神疾患で悩む人達の発言をネットで観察していると、

マインドの面で大きく分けて二つのパターンがあると感じた。

 

一つは、自殺願望を口にしたり、自暴自棄になり、ひたすらネガティブな言葉を吐き続けている人。

もう一つは、そのような状況でもなんとか上を向こうと努めている人。

(ちなみに僕は後者の上を向こうと努めている人だ。)

 

もちろん精神疾患の症状や時期による差はあるのかもしれないが、

基本的に後者の人間は、

考え方も精神的な面も、うつ病に(精神疾患に)負けていない。

現状に甘んじていない。

暗闇の中から光を見出そうとしている。

より良い状態になろうと日頃あらゆる可能性について考えている。

 

だから、比較的調子が良い状態の時に、夢や目標を言葉に出来るのだ。

 

しかし、うつ病というのは、

精神的にも、肉体的にも、エネルギーが足りていない状態。

 

つまり、残念ながら、考えや行動を一貫して持続させるエネルギーがない、ということ。

 

ゆえに、結果として「口だけ」の夢や目標になってしまうのだ。 

 

ここで家族に認識してもらいたいのは、

 

たとえ「口だけ」の夢や目標だとしても、

精神疾患をわずらいながらそのような発言ができること自体が素晴らしいことで、

それが彼らの本質的な強さの現れであるということ。

 

だから家族は、できていない、やっていないと否定的に考えるのでなく、

好意的に受け取って、その上でコミュニケーションを取るべきだと僕は考える。

 

好意的に受け取っていい理由2「症状が軽くなってきているから」

これは僕の経験であるのだけど、

基本的に負けず嫌いで、夢や目標を描くことに関してはスーパーポジティブな僕ですら、

心身ともに体調不良が長く続き、絶望的な気分が本当に長く続いた時期には、

何も描けなくなった。 

「無」だった。笑

 

これは言語化しにくいんだけど、

ネガティブになったとか考え方の問題でなく、「病的な」鬱々とした日々。

強制的な24時間の絶望。

 

だから、一瞬であっても夢や目標を描いて、言葉にできるようになったことは、

喜ばしいこと。

 

たとえ「口だけ」だとしても否定され続けたら、僕らは言葉を失ってしまう

うつ病の人の全員がそうなのかはわからないけど、

うつ病状態では、(少なくとも僕の場合)起きている間、

基本的に常にネガティブな感情や考えをどこかで感じている。

常にネガティブなものに苛まれている。

 

だから感じていることをそのまま言葉にすれば、ネガティブなことばかりだ。

 

症状が重く見える人とそう見えない人の違いは、それらの考えや感情を口にするかしないか、

だけの違いなのかなとも思ったりする。

 

そんな中でもできる限りポジティブであろうとするタイプの僕だが、

ある日、家族からかかってきた電話での会話で、

「毎回、同じこと言ってる。やってないじゃん。○○はやったの?○○もしてないでしょ?」

というようなことをわりと強めに言われたことがある。

 

ちょうどその頃はうつの状態が重く、絶望感とともに日々生きていたような感じだった。

それでも家族の前では何となくポジティブにいようと努めていたし、

それから、絶望の中から捻り出したそれらのポジティブなアイディアに対して切実にアドバイスを求めていたので、

(本音を言えば、安心や期待してもらいたかったし、評価して欲しかったし、褒めて欲しかった。)

できていないことを強めにバーッと指摘された時には、

 

「ああ、これがダメなら(否定されるなら、もうネガティブなことしか吐けないし)、言えることがないな。僕は言葉を失うなあ。」

と瞬間的に、悟ったような感覚で、そう思った。

 

もちろん家族の気持ちもわからなくもないが、

少なくとも、頑張ろうとする意思はある、ということは認識してコミュニケートしてくれると、

ありがたい。

 

まとめ 

精神疾患に悩む人間が言葉にする(結果的に)一貫性のない夢や目標は、

好意的に受け取り、その上でコミュニケートすると良い。

理由は二つ。

1、現状より良くなろうとする意思がないと、そのような言葉はでないから。

2、症状が軽くなってきているからこそ言えることでもあるから。

 

ぜひ心に留めておいてください。きっとこれまでよりポジティブな関係性が築けることでしょう。