
今回は、当たり前にできている人にはそんなの当たり前だろという話であり、
できてない人には、今後の在り方を一変させることができるかもしれない話。
不登校から仲間を作り恋愛と青春をし、仕事では都内最強とまで言われるようになった俺は、
ある時から独立を考えるようになった。
それから「金」にフォーカスして結果を出そうと考えるようになった。
だって、モテて仲間が多くて、雇われとしてはトップを取り、格闘技の運動神経があり、
あとは、自力で大金を稼げるようになれば最強だろ?
そして、ビジネスやマーケティングの本を読み漁り、どうすれば最短で稼げるようになるのか
考えるようになった。それから数年、副業でそこそこの結果を出せるようにはなったものの、
どれも長続きしない。好きになれない。
こんなもんじゃなくて、1発当てたい。
これだ、という確信が欲しい。
そんな風にずっと考えていた。
ある日のこと、誘われたパーティーに渋々行くと、
芸能人やインフルエンサーと某経営者、
また、俺のような迷いの中にいる人達が沢山いた。
俺は端っこの席に座り、その場の人々を眺めていた。
著名人がそれなりにいることもあり、皆それなりにアピールに必死だった。
アピールに必死な彼らが、まだマネタイズという意味では結果を出していないことは、在り方を見れば明白だった。
しかし、俺は気づいてしまった。
そんなアピールに必死の彼らだが、皆、それなりのビジネス用語を多用しており、
勉強していないわけではないということを。
むしろビジネスの知識に関しては一般と比べたらはるかにあるということを。
その事実に内心少し驚いていると、
何故だか、メディア出演も多い某経営者が俺の隣に座ってきたのだ。
俺の前には仲間のグラビアタレントがいて、20万人ほどフォロワーがいるのだが、
その彼女がその有名経営者に質問した。
「どうしたらもっとフォロワーが増えて、稼ぐことができますか?」
すると有名経営者はこう言った。
「まずどこへ行きたいのか描くこと。それからブランディング。そしてストーリー性が大事」
それを聞いて俺は思った。
「そんなの当たり前のことじゃん。」
というのは、これらのことは、
マーケティングの本には必ず書いてあるような初歩的な知識であるからだ。
そこで俺は悟った気がした。
有名人へのアピールに必死な彼らと、有名経営者の違いを。
それは、
当たり前のことを当たり前にこなすこと、地道に積み重ねることができているかいないか
その違いであると。