
今回は、当たり前にできている人にはそんなの当たり前だろという話であり、
できてない人には、今後の在り方を変えなくてはならないよ、という社会的成功の話。
大学を卒業して、青春、恋愛を回収し、とある企業で雇われとしては「最強」になった当時の俺は、
次の段階として、自力で生み出したビジネスで成功することを考えていた。
そして、ビジネスやマーケティングの本を読み漁り、どうすれば最短で稼げるようになるのか探した。それから数年、副業でそこそこの結果を出せるようにはなったものの、
どれも長続きしない。好きになれない。
(なぜなら本当は、rock ‘n’ rollをしたかったからかもしれない。)
こんなもんじゃなくて、1発当てたい。
これだ、という確信が欲しい。
そんな風にずっと考えていた。
ある日のこと、誘われたパーティーに渋々行くと、
芸能人やインフルエンサーと某王子経営者、
また、俺のような迷いの中にいる人達が沢山いた。
俺は端っこの席に座り、その場の人々を眺めていた。
著名人がそれなりにいることもあり、皆人脈にしてうまく使おうとアピールに必死だった。
というより、無駄に高揚してたり、いやらしく目立つ行動をしている若者も多かった。
アピールに必死な彼らが、まだマネタイズという意味では結果を出していないことは、
態度やコミュニケーションなどの在り方を見れば明白だった。
しかし、よくよく話してる内容を聞いてると、俺は気づいてしまった。
そんな雑魚アピールに必死の彼らだが、皆、それなりのビジネス用語を多用しており、
勉強していないわけではないということを。
むしろビジネスの知識に関しては一般と比べたらおそらくある方だとあるということを。
その事実に内心少し驚いていると、
何故だか、メディア出演も多い某王子経営者が俺の隣に座ってきたのだ。
(当時はYouTubeがあまり伸びていなかったが、Twitterはフォロワー100万人とノっていた。)
俺の前には友人で20万人のTwitterフォロワーがいるグラビアタレントがいて、
その彼女がその某有王子経営者にこう質問した。
「どうしたらもっとフォロワーが増えて、稼ぐことができますか?」
すると某王子経営者はこう返した。
「まずどこへ行きたいのか描くこと。それからブランディング。そしてストーリー性が大事」
それを聞いて俺は思った。
「そんなの当たり前のことじゃん。」
というのは、
これらのことは、
マーケティングの本には必ず書いてあるような初歩的な知識であるからだ。
そこで俺は悟った気がした。
有名人へのアピールに必死な彼らと、有名経営者の違いを。
それは、
根拠なき1発を夢見るより、
当たり前のことを当たり前にこなすこと、
地道に積み重ねることができているかで成功するか否かは決まる。
(加えて「運」もある。)
特に若いときほどデカい1発の追求をしがちだからこそ、この記事を書いた。
アンチについてどう思うのか、某王子に聞いてみた。
せっかくなので、俺も質問した。
「アンチについてどう思いますか?俺はアンチなどを気にしてSNSでうまく活動できません。」
すると、某王子経営者はこう答えてくれた。
「アンチは養分。集客や稼ぐための道具でしかない。」
(加筆修正した現在では、俺が思っていた通り、SNSなど各プラットフォームで誹謗中傷などの規制が強まりつつあり、結果として治安や民度が向上。現実世界と同じような世界観になりつつある。
すなわち、集客する対象の民度によるが、あらゆる人がSNSで活動しやすい環境へ向かいつつある。)