【不登校の子の対応】信じて褒めて伸ばせ〜ピグマリオン効果を利用〜

不登校
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子供が不登校だと親は将来を心配して否定的な意見をしたい気持ちになりますよね。

元不登校の俺から言わせてもらうと、それが結構しんどいというか、

トラウマの原因になったりしました。(結構、のちの生き方に響きます。)

当時の気持ちとしては、「信じて待っててくれ」と思ったものです。

 

(鬱病などの精神疾患もそうですが、寝ていたり、ボーッとしていても、

内的には葛藤したり、恐怖と戦っていたり、現在や将来について考えていたり、するものです)

 

 今回は、心理学で言われるピグマリオン効果について説明し、

不登校の子を信じて褒めて支えることのポジティブな作用について書いていきます。

子供が不登校で悩んでいる場合はぜひ最後まで読み、

ピグマリオン効果について理解を深めてみてください。

 

接し方を変えるだけで、子供にポジティブな驚く変化が起こるかもしれません。

 

ピグマリオン効果とは

 

 ピグマリオン効果とは、

教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。

Wikipedia

 

人間は期待された通りに成長する・成果を出そうとする傾向を持ち、教育現場での実験において、その効果は実証されています。

 

教育心理学者のロバート・ローゼンタールの実験では、

無作為に生徒を選び、担任教師に「この子は今後成績が伸びる」と伝えたところ、

無作為に選ばれたにもかかわらず、その生徒達は教師の期待を感じ、

他の生徒より成績が向上するという結果が出ました。

 

期待しないと損をするゴーレム効果

 

 ゴーレム効果とは「ある人物に対して周囲の期待が低い場合、その人物は周囲の期待通りにパフォーマンスが低下してしまう」という心理学効果

ferret

 

ゴーレム効果も教育心理学者ロバート・ローゼンタールの実験により、

期待度の低い生徒の成績は、結果として下がっていくことが実証されています。

  

親のネガティブな態度や発言は、子供の自尊心を下げ、子供の能力や考え方に悪影響を及ぼします。

 

なぜ美男美女は外見的魅力だけでなく他の能力も高いのか

不登校と関係ないじゃん・・・、と思われたでしょうが、

ピグマリオン効果の力を理解したければ、読んでください。←

 

美男美女は、

社交性やコミュニケーション能力、運動神経や知性までも優れてる傾向があるというデータがあります。

不登校関連の記事なので子供にフォーカスすると、

イギリスでは1万7000人の7歳と11歳の子供のデータを使用して分析したところ、

知能テストでは、外見的魅力が高い子供の方が知能が高いという結果が出ました。

 

また、アメリカで約2万人の子供を対象としたデータを分析したところ、

外見と知能の間に有意な正の相関が見られ、

外見的魅力が高いと評価された子供ほど知能が高いというデータが出ました。

 

なぜこのような結果が出たのか、考えられる要因の1つは、遺伝子・生物学的な理由。

 

そしてもう一つが、

外見的魅力の高い子供は周囲の大人から期待されやすく、

その結果、周囲の期待を感じアクティブになったり、

期待に応えるために、自然と努力し、能力が開発・向上していくと考えられる、

ピグマリオン効果によるものです。

 

ピグマリオン効果の使い方

 

ここまでピグマリオン効果の有効性について話してきました。

では実際に不登校の子供と接する場合、

どのようにしてピグマリオン効果を利用すればいいのでしょうか。

具体的に、説明します。

 

不登校の子供の才能について改めて考え、褒めることを習慣とする

不登校の子を心配するがあまり、常日頃、否定的な意見や感情、態度で接していませんか?

 

するとそういった言葉で思春期の子供は深く傷つき、

のちの生き方に影響を与えるほどのトラウマになったり、

態度によって子供が孤独感を感じ、人間不信に陥ったり、

自尊心が低下して、才能を表現する機会が失われたりと逆効果です。(ゴーレム効果)

 

そうではなくて、子供の長所を改めて考えてみて、

子供がポジティブなアクションを少しでも起こしたら、

褒めてみるようにしましょう。

 

このように親が接することで、

子供は自尊心が高まり明るくなったり、

一歩踏み出す勇気が湧いたりします。

また、信じてもらえてるという安心感から、自然と努力ができるようになったりします。

信じてもらえているという感謝の気持ちが良い意味でプレッシャーとなり、

前向きに動き出す原動力となったりもします。

 

悪用厳禁ピグマリオン効果のワンランク上の使い方

ピグマリオン効果の実験では、

期待した生徒がそうでない生徒より成績が伸びるという結果となりましたが、

これは「期待されているということを生徒が感じ取る」ことによって伸びたと考えられています。

 

この「期待に応えたいと思い成長する」という人間の傾向、性質を利用すると、

ピグマリオン効果で、

子供を自然と導きたい方向へ誘導することも可能なのです。

(悪用厳禁です)

 

実際によくあるのが、親が熱心なおかげでスポーツ選手として一流になれたパターンです。

有名どころでいうと、イチローや井上尚弥、山本KIDおよび一家、亀田三兄弟、石川遼、などです。

特に亀田家は、三兄弟全員世界チャンピオンになりました。

全員が突出したボクシングの才能があるとは、確率的には考えにくく、

実際、次男の大毅は「自分にはボクシングの才能がなく本当は戦うことが好きでなかった」

と引退後のメディア出演で発言していました。

もちろん期待だけでなく、環境が用意され本人の努力があってこそですが、

これも一つのピグマリオン効果だと思います。

 

つまり、優しい子に育って欲しければ、子供が優しさを見せたときに、

「○○は優しいね、ありがとう」など言ってみることは有効ですし、

「○○には〇〇な才能があるね‼︎すごい‼︎」

などと褒めることで、

自信を持たせて自発的に努力させるという方法があります。

(もう一度言います。悪用厳禁です笑)

不登校の子を変えたくば、親も学び変化しなくてはならない

ピグマリオン効果とゴーレム効果について紹介しました。

あなたは自然と子供に対し、ゴーレム効果を多用していませんか?

もしそうであるならば、今すぐやめてください。

不登校の子に変化してもらうためには、親も不登校について学び、変化していく必要があると、

元不登校の俺は強く思います。

できれば心理学の本を何冊か読み込んで、子供に寄り添い意識的に行動を変えてみてください。

 

そして、不登校の子を信じ受容し支えることができれば、

子供はきっとその期待に応えようと、

自らの力でポジティブな変化を求め、動き出してくれるはずです。