うつ病を自力で治す・精神科へ行きたくない問題について【元精神科アンチの僕の結論はすぐに相談】

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今回は「うつ病を自力で治す」「精神科に行きたくない」という検索ワードを見つけたので、

僕の考えを書きます。

 

僕は元々精神科アンチで、10代の頃、長い時間をかけて自力で精神疾患的な症状を乗り越えました。

(診断はされてないので精神疾患的な症状と書きましたが、幻聴など様々あり大変でした。)

そして、そんな経験もあり、20代に入って再び自力で乗り越えることを試みましたが、

やがて体がまったく動かなくなり、失敗しました。笑 

 

そんな僕の結論としては、

「自力で治すなんて考えずに、違和感を感じたら、速やかに精神科に相談した方がいい」です。

 

精神科へ相談することを重く捉えていないか?

そもそもなぜ精神科へ相談することを拒むのでしょうか?

 

理由としては、

・精神科へ相談する人は、よほどおかしい人か重い症状の人に限る、と考えている

・心の問題は医者や薬で治すものではない

・精神治療薬に良いイメージがない

・自分は医者に頼らなくても大丈夫である、自力で治せる、と考えている

 

このあたりでしょうか。

 

アメリカ人は風邪気味だから内科へ行くような感覚で、

気軽に精神科やカウンセリングを利用すると言われています。

それに比べ日本人は、まだまだ精神科への偏見や誤解があり、

また、心の病を精神力の強さと結びつけたり、根性や忍耐力などを持ち出すので、

気軽には行かないという現状があります。

 

日本でも、内科や歯医者へは割と気軽な気持ちで行く人が多いですよね。

精神科やカウンセリングもそのくらいの気持ちで行けば良いと思います。

問題がなければそれで安心ですし、精神の治療も早期にとりかかった方が当然治りやすいので。

重症化してからの治療は時間がかかり、人生がもったいないです。(僕の話)

(あと重症化してからだと通うのが大変です。←僕の話。)

 

とにかく、精神科へ相談することを、真面目に重く捉えているから行きづらいのですが、

不調だからとりあえず相談してみた、くらいの気軽な気持ちで良いです。

精神科へ相談する人は、重症者に限ると考えているへ

言い方は良くないですが、たしかに時々、同じ人間なのか、と思うほど体調が悪そうな患者さんを見ます。

ですが、逆に、まったくそうは見えない人や、スーパーの買い物帰りで受診しにきている主婦の方、

仕事の合間にスーツ姿でサッと受診しているような方など、

患者さんはさまざまです。

 

また、病院の規模や場所にもよるでしょうが、

病院内の雰囲気もおそらくイメージしているよりも明るいしフランクな感じです。

(病院側の配慮で、清潔な空間に観葉植物、アロマの香りや自然を想起させるBGMなど)

 

なので本当に気軽に相談しに行って大丈夫です。

 

精神科というとお医者さんも堅いイメージがあると思いますが、

患者さんの性質上もあってか、むしろ柔らかく明るい雰囲気で話す先生が多いです。

そして、薬の処方を考えるだけでなく、

症状に対してどのように過ごすと良いか、問題に対してどう考えたら良いか、

などのアドバイスもくれるので話すだけでも気持ちが楽になったりします。

 

心の問題は医者や薬で治すものではないと考えている人へ

葛藤やトラウマ、心の痛みやマインド、

これらは医者や薬で治すものではない。

僕もそう思います。

それが理由で、10代の頃は頑なに拒否の姿勢を貫いていました。

 

ですが、うつ病などの精神疾患の症状は、医者や薬で治すものです。

体調に出ますから。

 

よく「うつ病は心の風邪」なんていうので勘違いしやすいですが、

うつ病は脳の異常による病気です。

心の問題とは違います。

 

それにうつ病によって体調不良が続いて何もできなくなったり、

マインドが病によってネガティブになると、

 

「心の問題」の解決に向けて動けないです。

 

心の問題やマインドの問題についてと、精神疾患による体調不良は別物です。

 

良いかわるいかは別として、

精神科で治療を受けて、うつ病を改善したとしても、

解決に向けて動くエネルギーが戻るだけで、トラウマが解消したりはしません。

 

なので、

「心の問題は医者や薬で治すものではないと考えている人」は、

安心してうつ病は治療してください。

 

精神治療薬に良いイメージがない人へ

精神治療薬を飲みたくない人は、

精神科に薬漬けにされるだとか、中毒性があってやめられなくなる、

というイメージがあるのかもしれません。

 

ではそもそも精神科で処方される薬というのはどのようなものなのでしょうか。

 

・抗うつ薬:うつ病の治療に使用

・気分安定薬:双極性障害の治療に使用

・抗精神病薬:幻覚妄想を抑える

・抗不安薬:不安を抑える

・睡眠薬:睡眠を促す

 

これら精神科で処方される薬は脳内物質に作用します。

というのも精神疾患は伝達物質の障害で起っているからです。

その伝達物質のバランスを整える役割として精神科の薬があります。

なので基本的には頭痛に対して痛み止めを飲むのと同じような原理なので

けしてわるいものではありません。

 

また当然、薬には様々な種類がありますし、

同じ薬であってもより強いものから弱いものまで効力の度合いもあります。

(効力の調整として、さらにそれを薬剤師さんに割ってもらうこともできます)

 

例えば、睡眠薬でも、しっかり眠ることを目的としたものから、

風邪薬の副作用程度のなんとなく眠くなるかな、といった本当に弱いレベルのものまであります。

 

これらを個人の状態に合わせて処方してもらうので安全です。

とはいえ精神薬はずっと服用しているイメージがあるのはなぜ

これは治療期間の問題です。

基本的に、精神疾患の治療は数ヶ月から長くて数年かかります。

寛解(治った)の状態になっても、安心できる程度に飲まれる方もいます。

 

頭痛は1日場合によっては数日、風邪では数日から1週間程度、

薬を飲みますが、精神疾患の場合は治療期間が単純にそれよりも長いということです。

 

処方される薬が多いイメージ

現在はなるべく少ない量で治療を始めて様子を見るということが主流のようです。

仮に、処方される薬の量に疑問がある場合は、

セカンドオピニオンをお勧めします。

 

そして、そこの先生との方が相性が良さそうだと感じたら、通う病院を変えてしまいましょう。

医者と患者といえど、人対人なので、人間的な相性が大事だと思います。

特に精神疾患の治療の場合は、先生との相性が大事であると個人的には強く思います。

 

通院して良い病院かどうかの判断基準として僕が重視した点は、

先生の印象と、しっかり話ができこちらが納得できるように時間を確保してくれるかです。

 

5分から10分程度でさっさと薬を出す病院がありましたが、

こちらの状態を本当に理解しているのか疑問でしたし、こちらも処方された薬に納得してないので、すぐに変えました。

そういう病院はおすすめしません。

 

薬の量を減らす最大の方法は、早い段階で精神科に相談することです。

当然、症状が重くなったり、うまくできないことの数が多くなれば、薬の量が増えます。

また症状が重くなってからだと、自分に合う病院を探す余裕がなくなりますし、

自分の症状に合う薬が見つかるまでに時間がかかります。

僕は自分の状態に合う薬に出会うまでに苦労しましたし、その段階では結構しんどかったです。

 

早めに精神科へ相談するメリットと個人的な反省

速やかに精神科で相談するメリットは、

 

・自分に合った精神科を探す余裕があること

・体調の重症化を防げること(早く安定しやすい、良くなりやすい)

・自分に合った薬を見つけやすいこと、また薬の量が少なくて済むこと

・人生という時間を無駄にしなくて済むこと

 

です。

 

僕は自力で治す努力をし続けたことで重症化し、

本当にありとあらゆることを失ったし、変化していきました。

(仕事、収入、金銭的な損失、恋愛、友人関係、趣味、体の状態、美意識や自信、マインド、時間)

今はこの経験が無駄でなかった、と言えるように日々努力をしています。

 

ただ、治療だけに専念した数年というのはもったいなかったという気がしてならないです。

何もできなかっただけでなく、これから元に戻さなくてはならないことも沢山あります。

 

なので、不調を感じたら気軽に精神科へ相談しに行ってみてください。

少なくとも僕は精神科で先生と話し、薬を処方してもらうことで、

時間はかかりましたが良くなってきました。